Textureクラス

TextureRef : Texture

Worldオブジェクトが作成されたときに、"Texture"という名前のオブジェクトが自動作成されます。

メソッド

resample    scaleDown   

_W3DObject クラスから継承されるメソッド

Counter    deleteObject    deleteUnusedObjs    exchangeObjects    exchangeValues    getExchangeState    getObjectProp    Listing    newObject    setExchangeState    setObjectProp    watchObjects   

_Object クラスから継承されるメソッド

activate    addEvent    dispatchSolaEvent    getVal    isActivated    removeEvent    setVal    test   

_Object クラスから継承されるプロパティ

class   

3Dオブジェクト プロパティ

vram    type    width    height    filtering    color    path    frameCount    currentFrame    frameDuration    frameLoop    compressed   

メソッドの詳細

resample

TextureRef.resample( name:String ) : Boolean

W3Dファイルに埋め込まれた圧縮テクスチャの再サンプリングを行います。テクスチャの再レンダリングで画像補間され、未圧縮のまま保存されます。リンクされているテクスチャの場合は、画像が埋め込まれます。

パラメータ

name:String ― ワールドに存在するテクスチャ名です。

scaleDown

TextureRef.scaleDown( name:String ) : Boolean

テクスチャの表示サイズを半分にします。ファイルとして保存されるテクスチャリソースのサイズは変更しません。テクスチャの表示サイズを戻すには、テクスチャを圧縮します(compressedプロパティ。)。

パラメータ

name:String ― ワールドに存在するテクスチャ名です。

3Dオブジェクト プロパティの詳細

3Dオブジェクトのプロパティは、getObjectProp/setObjectPropメソッドで取得設定をおこないます。

vram

vram: Number

テクスチャのビデオメモリ使用の予想値です。取得のみ。

type

type: String

テクスチャのタイプです。"bitmap"と"movie"のいずれかです。取得のみ。

width

width: Number

テクスチャの幅です。取得のみ。

height

height: Number

テクスチャの高さです。取得のみ。

filtering

filtering: String

テクスチャフィルタリングの設定です。テクスチャを拡大縮小したり変形して表示する場合、粗さが目立たなくなるよう補間します。デフォルトは "bilinear"です。
"box"。テクスチャフィルタリングを行いません。視点に近い場所では,ピクセルが拡大表示されてモザイク模様が目立ちます。また,遠方ではディテール感が欠如します。
"bilinearOnly"。バイリニアフィルタリングを行います。二次元的な線形補間が行われます。近接するピクセルが "box"に比べなめらかに表示されます。
"bilinear"。バイリニアフィルタリングとミップマッピングを実行します。画面に表示されているテクスチャに最適な大きさで、バイリニアフィルタリングが行われます。描画が高速化される反面、ミップマップを使用しない場合に比べ約1.3倍のテクスチャメモリを使用します。また、テクスチャが小さくなった時のモアレを防ぐ効果があります。
"trilinear"。トリリニアフィルタリングを行います。バイリニアフィルタリングの結果に、ミップマップからの距離に応じて線形補間します。バイリニアではミップマップの境界が目立ちますが、トリリニアではミップマップ境界が自然です。
グラフィックドライバの設定で、さらに高品質な「異方性」フィルタリング(Anisotropic Filtering)を行えます。異方性フィルタリングは、視線とポリゴンの角度関係に応じて補間します。視線角度が浅いテクスチャでもディテールが失われません。

color

color: String

テクスチャの表示色です。

path

path: String

リンクされたファイルへのパスです。空のストリングを指定するとリンクが解除されますが、既に読み込まれた画像データは内部に保存されます。リンクされたテクスチャは、保存データにファイルパスへの参照しか含みません。パブリッシュした際にはリンクされたファイルもコンテンツとの階層関係が維持されるよう、ファイルをコピーもしくは移動する必要があります。

frameCount

frameCount: Number

テクスチャのフレーム数です。取得のみ。

currentFrame

currentFrame: Number

現在のフレーム番号です。

frameDuration

frameDuration: Number

フレームの継続時間です。単位はミリ秒です。このプロパティが設定されている場合、テクスチャのフレームが時間に応じて自動で切り替わります。値が0の場合は切り替わりません。デフォルトは 1000です。

frameLoop

frameLoop: Boolean

最後のフレームを再生した際に、フレームの自動切り替えをループするかどうかです。デフォルトは trueです。

compressed

compressed: Boolean

ビデオメモリ上に展開されたテクスチャを自動的にメモリから削除する場合は、値を True にします。値が Falseの場合はテクスチャが表示されていない場合もビデオメモリ上に残ります。