ワールド(World)とは

ワールドは、3D情報が納められた、SOLAのオブジェクトです。その意味を明確にするために、3Dワールドと呼ぶこともあります。ワールドは、ライトやカメラ、モデルなどが含まれる完全な空間情報の集まりです。ワールドを画面に表示するには、ビューを通して表します。

ワールドの構造

ワールドは、ノード、ジオメトリ、マテリアル、テクスチャ、モーションで構成されます。

ノード (Node)
ノードは、3Dワールドに表示されるオブジェクトです。モデルの他、グループ、カメラ、ライトの4タイプに分類されるオブジェクトです。モデルは、3Dワールドで物体を意味するオブジェクトです。ライトは照明です。ライトがないと、ワールド内のモデルは見えません。カメラは、ビューに投影するための窓の役割です。グループは相互に関連付けられたオブジェクトの集まりです。グループ、モデル、カメラ、ライトはそれぞれ関連付けられ、親子階層構造になっています。そのため、これらを総称してノードと呼びます。 たとえば、"車"というモデルノードと"タイヤ"というモデルノードがあるとします。"車"の子ノードとして"タイヤ"が関連付けられているとき、親ノード"車"を動かすと、"タイヤ"も同じように動きます。もし、親子関係がなければ、タイヤはその場に取り残されるでしょう。
ジオメトリ (Geometry)
ジオメトリは、3Dモデルの形状情報です。モデル自体は、形状のデータを持ちません。モデルの形状を表示するときには、ジオメトリが参照されます。 たとえば、3Dワールドに車に関する 2つのジオメトリがあるとします。1つはボディー、もう 1つはタイヤです。完全な車のモデルを表示するには、ボディーのジオメトリを 1回、タイヤのジオメトリを 4回使用することになります。
マテリアル (Material)
モデルの材質を決めるのが、マテリアルです。
テクスチャ (Texture)
マテリアルには、テクスチャを適用できます。テクスチャは、モデルの表面に描画される 2Dのビットマップ画像です。
モーション (Moion)
モーションは、あらかじめ定義されたアニメーションの情報です。モーションには、キーフレームモーションとボーンモーションの 2種類があります。
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